MEETING 大会情報

第29回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム

お知らせ

第29回日本植物細胞分子生物学会(福岡)大会・シンポジウムを下記の通り、開催いたします。今回の大会では、30周年記念としての特別講演も企画しており、会期は3日間となっております。皆様の参加をお待ちしております。
>>日程・プログラム(PDF:402KB)

1.会期

2011年9月6日(火)、7日(水)、8日(木)

2.会場

九州大学(箱崎キャンパス) 福岡市東区箱崎

交通:地下鉄貝塚線「箱崎九大前」下車徒歩5分、又は、JR鹿児島本線「箱崎駅」下車徒歩10分

詳細は
アクセス:http://www.kyushu-u.ac.jp/access/index.php#02
キャンパスマップ:http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/index.php
を参照ください。

会場変更についての準備委員会からのお知らせ(重要)
B会場とC会場が会報6月号のお知らせとは異なる配置となっております。
B会場は旧工学部本館3階、C会場は旧工学部本館2階と、入れ替わりましたのでご注意ください。

3.大会参加登録と一般講演申込

一般講演申込終了のお知らせ

講演申込は、5月13日(金)をもちまして終了いたしました。

福岡大会においては、学会創立30周年記念事業も企画されておりますので、ふるって参加くださいますようお願い申し上げます。準備委員会委員一同、皆様のご来福をお待ちしております。
大会準備委員会 射場 厚
7月8日までの申込
(一般講演申込は5月6日まで)
大会当日受付
一般会員 学生会員 非会員 一般会員 学生会員 非会員
大会参加費 6,000円 2,000円 9,000円 8,000円 3,000円 11,000円
懇親会費 7,000円 4,000円 7,000円 8,000円 5,000円 8,000円
要旨集のみ 一部2,000円 一部3,000円

一般講演のない学部学生の大会参加費は無料で、事前の大会参加登録も不要です。当日受付で大会参加登録をしてください。懇親会(4,000円)と要旨集(一部2,000円)も大会当日の受付でお申し込みください。多くの学生の参加をお待ちしています。

賛助会員の団体に所属する方でも、個人で会員になっていない場合、会員扱いにはなりません。特別賛助会員の団体に所属する方は、個人が非会員でも発表、参加が可能な場合があります。しかし、あらかじめ手続きが必要ですので、5月6日(金)までに学会本部(会計幹事)へご連絡ください。

4.一般講演

一般講演は口頭発表で行い、液晶プロジェクターをご使用願います。スライドプロジェクターは使用できませんのでご注意ください。大会側は液晶プロジェクターを用意しますが、パソコンは演者がご持参ください。会場内のスクリーンは1枚で、複数の機器による同時投影はできません。機器の操作に補助が必要な場合は、演者の方で手配ください。

一演題につき、発表10分、質疑応答2分です(登壇、降壇時間を含む)。同一演者による複数の発表は調整させていただくことがあります。

一般講演の申し込み締め切りは5月6日(金)です。

一般講演の申し込みは、演者が代表して行い、個人情報登録時に送られてくる受付番号を使用してWEBシステムから行ってください。

なお、演者は本学会会員に限りますので、現在会員でない方は、入会手続きを行ってください。また、大会参加申し込みを伴わない演者による一般講演申し込みは受け付けられませんのでご注意ください。

5.シンポジウム

大会期間中、3件のシンポジウムを計画しています。発表方法等については、オーガナイザーを通じて演者の方に別途連絡します。

1) 「植物の逆遺伝学的解析技術はどこまで来たか」
オーガナイザー:穴井 豊昭(佐賀大学)・松井 南(理研)

近年、シークエンス技術革新によってモデル植物のみならず様々な有用植物種の全ゲノム塩基配列情報が蓄積してきており、知識ベースの逆遺伝学手法が可能になっている。このような状況で、如何に効率良く個々の遺伝子の機能を同定し、有用植物の改良に繋げるかが、戦略的に重要な課題である。本シンポジウムでは、このような観点から、有用遺伝子探索にむけた最新の植物逆遺伝学解析を目指したゲノム情報解析技術や、種々の植物種の変異体リソース基盤の開発整備状況について紹介する。

講演予定者:
穴井 豊昭(佐賀大)
松井 南(理研)
宮尾 安藝雄(生物研)
金澤 章(北大)
松村 英生(信州大)
山本 義治(岐阜大)

2) 「植物のオートファジーと老化プロセス」
オーガナイザー:湯淺 高志(九州大学)

オートファジーとは栄養センシング分子と自食胞を形成メカニズムによる細胞質タンパク質・オルガネラの非選択的分解系であり、植物の老化や病原応答にも関わっていることが近年明らかとなってきた。しかしオートファジーに働くATG遺伝子ネットワークと植物の複雑な老化現象との関係についてはいまだ不明な点が多い。そこで本シンポジウムでは、植物におけるオートファジー研究の進展について、オートファジーモニタリング技術の進歩、葉緑体分解の分子機構、プログラム細胞死と栄養転流などを議論する。また液胞内アミノ酸プール形成、小胞体品質管理、クロロフィル分解調節機構など植物の老化・ストレス応答におけるオルガネラ固有のトピックについても紹介したい。

講演予定者:
藤木 友紀(埼玉大)
朽津 和幸(東京理科大)
松岡 健(九州大)
西川 周一(名古屋大)
石田 宏幸(東北大)
草場 信(広島大)
湯淺 高志(九州大)

3) 「低炭素社会に向けた植物バイオマス研究の新展開」
オーガナイザー:柳澤 修一(東京大学)・射場 厚(九州大学)

地球温暖化を引き起こす主要環境要因の一つとして、大気中のCO2濃度の上昇が挙げられる。CO2濃度の上昇は、海洋や陸上生物圏に保持されていた炭素が植物による吸収量を超えて大気中に放出されていることによって引き起こされる。低炭素社会の実現にはその排出量の削減とともに、植物のバイオマス生産を向上させ、効果的に活用することが重要である。本シンポジウムでは、植物バイオマス生産の向上・活用技術の礎となる最新の基礎・応用研究について紹介する。

講演予定者:
柳澤 修一(東京大)
川合 真紀(埼玉大)
後藤 文之(電力中央研)
祢宜 淳太郎(九州大)
宇都木 玄(森林総研)

6.総会-授賞式-受賞講演会

大会初日(9月6日)午前に、旧工学部本館大講義室で行います。総会に引き続いて2011年度学会授賞式ならびに受賞講演を行います。
受賞者の方へは、発表方法などについて別途連絡します。

7.30周年記念事業特別記念講演会(会員でなくても聴講して頂けます)

大会初日(9月6日)午後に旧工学部本館大講義室にて、「遺伝子組換え植物の実用化」に関する以下の3つ特別記念講演を予定しています。
※講演者が一部変更となりました。

1)「Commercialization of genetically modified floricultural crops having novel flower color」
Dr.Yoshikazu Tanaka
Institute for Plant Science, Suntory
すでに商業化されている青いバラに代表される園芸植物の花色を変えた応用研究をご紹介
頂きます。

2)「Translational Biology: The art and science in the development and commercialization of
the virus resistant Hawaiian transgenic papaya」
Dr. Dennis Gonsalves
USDA Pacific Basin Agricultural Research Center
ウイルスに耐性を持つパパイヤがハワイでは1998年から商業栽培されています。日本でも
食品としての安全性審査が終了しており、輸入の承認が待たれています。

3)「The consequences of GE-regulation on public good as learned from the humanitarian
Golden Rice project」
Dr. Ingo Potrykus
Emeritus Plant Sciences ETH Zuerich & Chairman Humanitarian Golden Rice Project
ゴールデンライスは、世界のビタミンA欠乏症の改善を目的に開発されたプロビタミンA
(βカロチン)を蓄積するイネです。2012年にフィリピンでの商業栽培が予定されていま
す。

8.懇親会

9月6日(火)18:30~20:30、博多駅筑紫口前の「ホテルセントラーザ博多」で行います。大会会場(九大箱崎キャンパス)からは、徒歩5分の地下鉄「箱崎九大前駅」から「中洲川端駅」乗り換えで「博多駅」まで乗車するか、または、徒歩10分のJR「箱崎駅」から2つ目の「博多駅」で下車し、筑紫口(新幹線口)を出た前方すぐ左側のホテルです。

9.評議員会

9月5日(月)18:00~21:00 九州大学創立五十周年記念講堂大会議室(4階)で行います。詳細は評議員会案内とともにお送りします。

10.ランチョンセミナー

9月7日(水)12:10~12:50に旧工学部本館大講義室(A会場)で開催します。

主催:株式会社 インプランタイノベーションズ(髙根 健一)

「皆様のご研究と研究成果の実用化に向けた弊社の具体的取り組みについて」

1)海外での屋外栽培申請 ~植物の輸出入について~
韓国での遺伝子組換え植物の屋外栽培に関する申請はどのように行えばよいか?
遺伝子組換え植物の輸出入は可能であるか?

2)研究成果の実用化までの手順について ~特許の実用化~
理研や京都大学、筑波大学とのライセンス契約の具体例を紹介し、委託製造に必要な大臣承認の取得などの具体的な業務フロー、実用化までの手順を説明します。

11.「植物科学最先端研究拠点ネット ワーク」利用説明会

9月7日(水)17:00より、A会場にて開催いたします。植物科学最先端研究拠点ネットワーク(http://www.psr-net.riken.jp/)は、独自に技術基盤及びノウハウを構築し世界トップレベルの成果を輩出してきた9つの研究拠点が所有する最先端計測・形質評価プラットフォームを集結、集中整備することにより、研究者がアクセスしやすい研究環境を組織的に提供する目的で設立されました。国内外の植物科学研究者は最先端の計測機器、植物育成システム及びそのノウハウを利用することが出来るため、各研究拠点との共同研究などにより最先端の高度な研究を行なうことが可能となりました。本シンポジウムでは各拠点の研究支援メニュー、また利用申請から試料の解析までの流れについてご紹介します。

プログラム
司会進行:榊原均(理化学研究所)

17:00-17:07
「植物科学最先端研究拠点ネットワーク概要説明」
横田明穂(奈良先端科学技術大学院大学)

17:07-17:10
「支援状況と利用状況について」
榊原均(理化学研究所)

17:10-17:25
「支援内容の説明」
平井優美(理化学研究所):メタボローム解析
栂根一夫(基礎生物学研究所):形質評価・生育支援・技術支援
佐藤文彦(京都大学):栄養生理解析システム

17:25-17:30
「質疑応答」

12.アサガオ観察会のお知らせ

第29回日本植物細胞分子生物学会(福岡)大会の会期中、ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)により保存されているアサガオ突然変異系統の観察会を行います。案内は、理学研究院助教の仁田坂英二先生にしていただきます。本年は約1000系統のアサガオを屋外圃場に展開しており、様々な色や形の変異体を見ることができます。

以下の日程で圃場を開放し、栽培系統の説明、種子の頒布等行います。また圃場までの案内図は学会当日配布する資料をご覧ください。

9月7日 8:00~8:45
9月8日 8:00~8:45、13:30~

参考URL:http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/
問い合わせ先:enitascb@kyushu-u.org(仁田坂)

>> ご案内ダウンロード

13.商品展示会場・休憩室(ミキサー会場)

旧工学部本館(A、B、C会場)横にある21世紀交流プラザ1階(2階はE会場およびクローク)に休憩室を兼ねた展示会場を設けています。会期中は冷たいお飲物を準備いたします。また、第2日目午後のセッション終了後、ミキサーを予定しています。アルコール飲料とスナックを提供します。

商品等展示ブースには以下の企業(団体)が出展します。

(株)イニシアム
(株)インプランタイノベーションズ
(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
ナモト貿易(株)
(株)日本医化器械製作所
ベルトールドジャパン(株)
日本植物細胞分子生物学会(組織培養ならびに形質転換プロトコール集について)

14.クローク

21世紀交流プラザ2階に会期中設置しています。利用時間は以下のとおりです。

9月6日(火)10:00~17:30
9月7日(水) 8:30~19:00(閉鎖時間を延長しました)
9月8日(木) 8:30~14:00

15.共催

本大会は、九州大学大学院理学研究院および農学研究院との共催です。

16.問い合わせ先

〒812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1 九州大学理学研究院生物科学部門内
第29回日本植物細胞分子生物学会・シンポジウム 大会準備委員長 射場 厚
E-mail: koibascb@kyushu-u.org(@を半角にしてください)
電話・ファックス:092-642-2621

(なお、宿泊案内は準備委員会ではいたしませんので、各自手配等お願いします)