MEETING 大会情報

第30回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム

お知らせ

2012年8月3日(金)~5日(日)に奈良先端科学技術大学院大学にて『第30回日本植物細胞分子生物学会(生駒)大会・シンポジウム』を開催いたしました。
多数のご参加者を得て、盛会裏に終了することができました。

7月25日
 大会の会場への交通案内を更新致しました。
 

6月28日
 タイムテーブル(PDF:66KB)
 大会プログラム(PDF:404KB)を公開いたします。

6月8日
 講演発表の要旨原稿の登録締切りを6月11日(月)15時までに延長いたします。
 事前参加登録も6月11日(月)15時までの延長となります。

5月15日
 講演申込は、5月14日(月)をもちまして終了いたしました。

5月7日
 講演発表の申し込み締切りを5月14日(月)まで再延長いたします。
 参加登録(発表あり)の締切りも5月14日(月)まで再延長いたします。

4月26日
 講演発表の申し込み締切りを5月7日(月)まで延長いたします。
 参加登録(発表あり)の締切りも5月7日(月)まで延長いたします。

4月19日
 託児室についてのご案内を掲載しました。

4月16日
 学会期間中、乳幼児を同伴される方のための託児室を開設する予定です。
 詳細は、後日ホームページに掲載いたします。

4月16日
 タイムテーブル(仮)を掲載しましたのでご覧ください。

1.会期:2012年8月3日(金)~5日(日)

2.会場:奈良先端科学技術大学院大学(NAIST) 奈良県生駒市高山町 8916-5

■交通案内

[シャトルバス時刻表]
★近鉄高の原駅、学研北生駒駅から(奈良先端大)NAISTまで無料シャトルバスを運行しています。

■構内案内図

3.宿泊

学会では特に宿泊先の斡旋はしておりません。
各自予約をお取りください。

4.大会参加登録と一般講演申込

大会への参加登録と一般講演申し込みは、WEBシステムから行います。
参加登録:こちらから行ってください。 → 6月11日(月)15時で終了致しました。
WEBシステムからの参加登録や一般講演の申し込みができない場合には、大会準備委員会までご連絡ください。

締切りは以下のとおりです。

一般講演の申し込み           4月27日(金) → 5月14日(月)にて終了
事前参加登録(発表あり)        4月27日(金) → 5月14日(月)にて終了
事前参加登録(発表なし)        6月08日(金) → 6月11日(月)15時まで延長
講演要旨原稿送付            6月08日(金) → 6月11日(月)15時まで延長
参加費・懇親会費の払い込み(発表あり) 4月27日(金) → 5月14日(月)にて終了
参加費・懇親会費の払い込み(発表なし) 6月11日(月)
(6月11日以降は大会当日、受付にてお支払いください)


手順

1) 概略
氏名、E-mailアドレスなどの個人情報を登録後、大会参加登録・一般講演申し込みを行います。個人情報の登録時に登録されたE-mailアドレスにログインのための受付番号が送られますので、この受付番号を使用して参加登録、一般講演申込、講演要旨の投稿を行ってください。

2) 一般講演申込
一般講演の申し込みは、4月27日(金)5月14日(月)までにWEBシステムから行ってください。一般講演を申し込まれる方は、大会参加登録と一般講演申込の両方を行ってください。

3) 大会参加登録(発表されない方)
大会参加のみの登録は6月8日(金)6月11日(月)15時までにWEBシステムから行ってください。これ以降の大会参加登録は、大会当日の受付でお申し込みください。

4) 講演要旨投稿
一般講演の申込者は、講演要旨の原稿の送付をWEBシステムから行ってください。
講演要旨原稿送付の締め切りは、6月8日(金)6月11日(月)15時です。
講演要旨の原稿はPDFファイルまたはワードファイルにて作成してください。書式は大会ホームページにテンプレートを用意してありますので、ダウンロードしてご利用ください。

5) 参加費の支払い
参加費を会報に綴じ込みのゆうちょ銀行払込票、またはゆうちょ銀行備え付けの払込取扱票を使用して、下記のゆうちょ銀行口座にお振り込みください。

口座番号:00950-3-201423
加入者名:第30回日本植物細胞分子生物学会大会


ご依頼人欄に「氏名(ふりがな)」、「所属(略称可)」、「連絡先(住所、TEL/FAX、E-mail)」を明記し、通信欄の「会員種別(一般会員、学生会員、非会員)/送金内訳(参加費、懇親会費等の金額)」から該当するものに○印をつけてください。また、WEB参加登録の受付番号を記入ください。
一旦払い込まれた大会参加費、懇親会費等は返却しませんので、あらかじめご了承ください。
払い込みは、一般講演を申し込まれた方は、4月27日(金)5月14日(月)まで、参加のみの方は6月8日(金)6月11日(月)までにお済ませください。それ以降は、大会当日の受付でお願いします。

  6月11日までの申込
(一般講演申込は
04月27日(金)5月14日(月)まで)
大会当日受付
  一般会員 学生会員 非会員 一般会員 学生会員 非会員
大会参加費 6,000円 2,000円 9,000円 8,000円 3,000円 11,000円
懇親会費 7,000円 4,000円 7,000円 8,000円 5,000円 8,000円
要旨集のみ 一部2,000円 一部3,000円

一般講演のない学部学生の大会参加費は無料で、事前の大会参加登録も不要です。当日受付で大会参加登録をしてください。懇親会(4,000円)と要旨集(一部1,000円)も大会当日の受付でお申し込みください。多くの学部学生の参加をお待ちしています。

賛助会員の団体に所属する方でも、個人で会員になっていない場合、会員扱いにはなりません。特別賛助会員の団体に所属する方は、個人が非会員でも発表、参加が可能な場合があります。しかし、あらかじめ手続きが必要ですので、4月27日(金)5月14日(月)までに学会本部(児玉会計幹事)へご連絡ください。

5.一般講演

一般講演は口頭発表で行い、液晶プロジェクターをご使用願います。スライドプロジェクターは使用できませんのでご注意ください。大会側は液晶プロジェクターを用意しますが、パソコンは演者がご持参ください。会場内のスクリーンは1枚で、複数の機器による同時投影はできません。機器の操作に補助が必要な場合は、演者の方で手配してください。
一演題につき、発表10分、質疑応答2分です(登壇、降壇時間を含む)。同一演者による複数の発表は調整させていただくことがあります。
一般講演の申し込み締め切りは4月27日(金)5月14日(月)で終了しました。
一般講演の申し込みは、演者が代表して行い、参加登録時に送られてくる受付番号を使用してWEBシステムから行ってください。 なお、演者は本学会会員に限りますので、現在会員でない方は、入会手続きを行ってください(学会HP参照)。また、大会参加申し込みを伴わない演者による一般講演申し込みは受け付けられませんのでご注意ください。

6.シンポジウム

大会1日目に、4件のシンポジウムを計画しています。

1) 「遺伝子組換え技術を利用した植物の代謝制御」
オーガナイザー:松倉 千昭(筑波大学・遺伝子実験センター)
共催:筑波大学遺伝子実験センター・形質転換植物デザイン研究拠点
協賛:日本学術振興会産学協力研究委員会第178委員会

筑波大学遺伝実験センターは2010年に植物形質転換拠点として全国共同研究利用施設の認定を受け、「形質転換植物に関する学術研究の推進」と「実用化候補作物の作出につながる共同研究技術開発」を目的として他研究機関との共同研究を実施している。本シンポジウムでは形質転換技術利用研究部門において実施している課題の中から、遺伝子組換え技術を用いた植物の代謝改変の試みについて紹介する。

講演予定者・演題:
松倉 千昭(筑波大)
「AGPaseおよびPEPCKの発現制御によるトマト果実の糖・有機酸代謝の改変」
泉井 桂(近畿大)
「C4ミニサイクルのC3植物(トマト)への導入による光合成能の増強を目指して」
庄司 翼(奈良先端大)
「NIC2型転写因子のトマトにおける標的代謝系の検索」
山口 淳二(北大)
「ユビキチンプロテアソームシステムによるC/N代謝制御の分子基盤
-シロイヌナズナからマイクロトマトへ」

2) 「植物のストレス耐性の基礎研究から応用への展開」
オーガナイザー:篠崎 和子(東京大学・国際農林水産業研究センター)
シロイヌナズナやイネ等のモデル植物を用いたゲノム研究の進展や変異体リソース等の基盤整備により、干ばつや洪水、高温や強光、病害や栄養障害などの環境ストレスに対する植物の耐性獲得機構で働く様々な遺伝子群が明らかにされた。一方、これらの基礎研究で得られた成果を作物の分子育種へ応用する開発研究が試みられている。本シンポジウムでは、基盤となった基礎研究とこれを利用した種々の作物への応用研究や圃場試験の結果など、環境ストレス耐性作物の開発に向けた最新の成果を紹介する。

講演予定者・演題:
西澤 直子(石川県立大学/東京大学)
「不良土壌における作物生産」
高辻 博志(農業生物資源研究所)
「イネの誘導抵抗性―情報伝達機構の解明と耐病性育種への利用―」
芦苅 基行(名古屋大学)
「洪水に適応したイネの分子メカニズム」
重岡 成(近畿大学)
「レドックス制御を介した環境ストレス応答と分子育種」
宇賀 優作(農業生物資源研究所)
「根重力屈性遺伝子を活用した耐乾性イネ育種」
篠崎 和子(東京大学/国際農林水産業研究センター)
「乾燥ストレスに対する応答機構の解明と分子育種への応用」

3) 「植物バイオマス増産と高機能化に向けた多角的な技術開発アプローチ」
オーガナイザー:明石 欣也(奈良先端科学技術大学院大学)、柴田 大輔(かずさDNA研究所)

実用化を目指した多種多様な植物(エリアンサス、ヤトロファ、ユーカリ、スイッチグラス、藻類など)でのバイオ燃料生産の研究開発では、遺伝子や代謝産物に関する基盤情報取得の成否や、組織培養および遺伝子組換えによる品種改良技術の確立が鍵を握る。あわせて、それぞれのエネルギー植物の特性や、栽培予定地の実情と収穫後工程の効率化を考慮したテイラーメードな分子育種が重要である。本シンポジウムでは、実用化エネルギー植物を用いた植物バイオマス生産に関する最新の研究開発動向と、その推進のための基盤技術開発について紹介する。

講演予定者・演題:
柴田 大輔(かずさDNA研究所)
「植物バイオマス増産研究を支えるゲノミクス、メタボロミクスの基盤技術」
松永 悦子(日本製紙)
「遺伝子組換えによる環境ストレス耐性樹木の開発」
梶田 真也(東京農工大)
「バクテリア由来の遺伝子による細胞壁構造改変の可能性」
小川 洋一(ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
「細胞内膜系を活用したバイオ燃料用植物への糖化酵素高濃度蓄積」
明石 欣也(奈良先端大)
「バイオ・ディーゼル植物ヤトロファのオミクス解析と脂質代謝工学」
江面 浩(筑波大)
「エネルギー植物の形質転換技術」

4) 「New Plant Breeding Techniques(NBT)を巡る国内外の動向」
オーガナイザー:小泉 望(大阪府立大学)
共催:筑波大学遺伝子実験センター・形質転換植物デザイン研究拠点
共催:日本学術振興会産学協力研究委員会第160委員会
共催:日本学術振興会産学協力研究委員会第178委員会

遺伝子組換え作物の実用化には、カルタヘナ法に基づく環境影響評価や食品衛生上の安全性審査が必要です。一方、育種過程で組換え技術が使われても最終的に出来た品種のゲノムに導入遺伝子が残らない方法が開発されており、New Breeding Techniques(NBT) と呼ばれています。NBTと従来の組換え技術との区別についての国際的な議論が始まっており、日本でも考え方を決めることが求められています。本シンポジウムでは、NBTを取り巻く国内外の概要と研究の具体例を紹介し、参加者による議論を行います。

講演予定者・演題:
鎌田 博(筑波大学)
「はじめに:現状説明と開催趣旨説明」
吉川 信幸(岩手大学)
「種子非伝達性かつ非病原性のRNAウィルスベクターの開発と利用」
土岐 精一(農業生物資源研究所)
「配列特異的な人為的改変を可能とする遺伝子操作技術の開発と利用」
小泉 望(大阪府立大学)
「総合討論と意見交換」

7.総会・授賞式・受賞講演会

大会2日目(8月4日)午前に、ミレニアムホールで行います。
総会に引き続いて2012年度学会授賞式ならびに受賞講演を行います。

8.懇親会

8月4日(土)夕刻、奈良公園内の奈良国立博物館地下「レストラン葉風泰夢」で行います。

9.評議員会

大会2日目(8月4日)午前に、ミレニアムホールで行います。
総会に引き続いて2012年度学会授賞式ならびに受賞講演を行います。

10.問い合わせ先

〒630-0192 奈良県生駒市高山町 8916-5
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科内
第30回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム 準備委員長 橋本 隆