MEETING 大会情報

第36回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム

お知らせ

第36回日本植物細胞分子生物学会(金沢)大会・シンポジウムを下記の通り、開催いたしました。

1.会期

2018年8月26日(日)、27日(月)、28日(火)

2.会場

金沢商工会議所会館・石川県文教会館

3.大会実行委員長

三沢 典彦(石川県立大学)

4.タイムテーブル

>>日程・プログラム(PDF:449KB)

5.一般講演

>>口頭発表(PDF:835KB)
>>ポスター発表(PDF:754KB)

6.シンポジウム

シンポジウム 1) 「スマートセルによる有用物質生産系開発の新たな展開」

オーガナイザー:松尾 幸毅((国研)産業技術総合研究所)、加藤 晃(奈良先端科学技術大学院大学)

近年、遺伝子組換え技術、ゲノム編集といったバイオテクノロジーと膨大なゲノム情報との融合研究展開に伴い、植物や微生物等を用いた物質生産技術が注目されており、世界的に関連技術の研究開発が推進されている。本シンポジウムでは、現在実施されているNEDOプロジェクト「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」における植物、微生物によるスマートセル技術の開発とその応用研究の概要とトピックを紹介する。

「バイオエコノミー創出のための技術開発~NEDOスマートセルプロジェクト」
       林 智佳子((国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))

「バクテリアの耐性獲得機構に見られる自己ゲノム編集機構の解析と育種への応用」
       間世田 英明((国研)産業技術総合研究所)

「植物の生産性を制御する新規ゲノム編集システムの創生」
       刑部 祐里子(徳島大学 生物資源産業学部)

「脂溶性物質のアポプラスト集積に関わる生物学的イベント」
       矢崎 一史(京都大学 生存圏研究所)

「スマートセル開発に向けた情報解析技術」
       荒木 通啓(京都大学大学院 医学研究科)


シンポジウム 2) 「植物由来カロテノイドの生合成・バイオテクノロジーと機能性」

オーガナイザー:眞岡 孝至((一財)生産開発科学研究所)、竹村 美保 (石川県立大学)

カロテノイドは、生物、特に植物が作る代表的天然色素の1つであるが、カロテノイドの生合成・バイオテクノロジー、及びヒトの機能性等に関する最新の研究を紹介する。

「カロテノイド その天然色素としての役割」
       眞岡 孝至((一財)生産開発科学研究所)

「ゼニゴケのカロテノイド遺伝子の解析から見えるもの」
       竹村 美保(石川県立大学)

「食品の調理とカロテノイド」
       大澤 絢子(神奈川工科大学)

「トマト、リコピンの機能性」
       相澤 宏一(カゴメ株式会社)

「海藻の培養によるカロテノイドの生産」
       伊波 匡彦(株式会社サウスプロダクト)


シンポジウム 3) 「生物間相互作用における植物特化代謝戦略の解明とその活用」

オーガナイザー:矢崎 一史(京都大学生存圏研究所)、高橋 征司(東北大学大学院工学研究科)

植物において生体防御や共生などの生物間相互作用は生存戦略上極めて重要であり、その媒介となる多様な化合物を合成するために特化代謝経路を発達させてきた。一方、植物特化代謝産物の多くは、化学合成が困難な構造を有する高付加価値化合物として産業的にも重要である。本シンポジウムでは、植物の巧妙な特化代謝制御機構とその応用展開に関する最先端の研究を5名の演者から紹介してもらい、植物の産業活用のポテンシャルについても議論する。

「ジテルペノイド生合成関連遺伝子クラスターの植物種を超えた保存性」
      岡田 憲典(東京大学生物生産工学研究センター)

「ナス属植物におけるステロイドグリコアルカロイドの構造多様性の進化」
      水谷 正治(神戸大学大学院農学研究科)

「マメ科薬用植物カンゾウのトリテルペノイド生合成制御に関わる転写因子の探索とトリテルペノイドの生物学的機能解明に向けた研究展開」
      關 光(大阪大学大学院工学研究科)

「エゾムラサキツツジが生産する抗HIV 天然物ダウリクロメン酸の生合成経路」
      田浦 太志(富山大学大学院医学薬学研究部)

「香気成分を介した植物間コミュニケーション」
      有村源一郎 (東京理科大学基礎工学部生物工学科)


シンポジウム 4) 「難培養植物への挑戦と新たな形質転換系の開発に向けて」

オーガナイザー:田部井 豊 (農研機構生物機能利用研究部門)

近年ゲノム編集技術等の発展に伴い、多種多様な植物種に遺伝子導入する必要性が高まっている。しかし、効率的な培養系が確立してない植物種も多く研究を制限している場合が多い。本シンポジウムでは、様々な植物種における培養系の研究開発を紹介しながら、難培養とされている植物種の培養系開発の一助になるように情報提供と意見交換をおこなう。

「暖地型イネ科牧草類における効率的な組織培養系の確立と遺伝子組換え技術の開発」
      権藤 崇裕(宮崎大学フロンティア科学実験総合センター)

「ユリ科花き園芸植物における組織培養と形質転換」
      中野 優(新潟大学農学部)

「果樹の形質転換法の進展-高効率リンゴ形質転換体の作出-」
      和田 雅人(農研機構果樹茶業研究部門)

「植物の再生を司る因子を探索し利用する」
      岩瀬 哲(理化学研究所)


シンポジウム 5) 「バイオインフォマティクス講習会Ⅵ(2018)」

オーガナイザー:矢野 健太郎(明治大学農学部)、越水 静(明治大学農学部)

NGSを用いた最先端オミックス解析事例を用い、座学と実習形式で解説する。

「高次倍数性植物に対するゲノムワイドな遺伝解析法 -サツマイモ(2n=6x=90)での大規模解析例-」
      門田 有希(岡山大学大学院環境生命科学研究科)

「とりあえずGWASやってみる ~最高のケースと最悪のケース~」
     山本 英司(かずさDNA研究所/JSTさきがけ)

「未知の植物ゲノムは怖くない ~非モデル・未シークエンス領域へのアプローチ~」
      赤木 剛士(京都大学大学院農学研究科)


7.ランチョンセミナー

ランチョンセミナー 1) 「海外研究生活から考えるキャリア形成とライフイベント」

オーガナイザー:日本植物細胞分子生物学会 キャリア支援・男女共同参画委員会

本学会では、博士人材のキャリア支援・男女共同参画の推進の立場から、これまでの研究生活やライフスタイルについて、各方面でご活躍の先生方の生の声を届けることで、博士取得後のキャリアパスやライフプランに関する疑問や不安を払拭し、博士人材の活躍を後押しすることを目指しています。 今回は、ダイバーシティ推進の第一歩としての男女共同参画をメインに、男女共同参画の現状や課題に関する情報を共有するとともに、アカデミアで活躍する若手研究者から、研究生活における出産・子育てについて、雇用される側、雇用する側の両方の観点でご講演頂きます。

「STEM分野における男女共同参画の現状と課題」
      榊原 圭子( キャリア支援・男女共同参画委員会、理化学研究所)

「研究生活における出産・子育て支援の重要性~当事者として、雇用者として~」
     伊福 健太郎(京都大学大学院 生命科学研究科)


ランチョンセミナー 2) 「博士人材が企業の研究者/ 起業者として活躍することの魅力と実情」

オーガナイザー:日本植物細胞分子生物学会 キャリア支援・男女共同参画委員会、日本植物細胞分子生物学会 産学官連携委員会

昨年のランチョンセミナー「企業での産官学連携の実例と企業研究者のキャリアパス」には、参加者の方々から多くのご興味、関心を頂きました。本セミナーでは、更にお二人の先生方より、企業の研究者/起業者の魅力と実情、ライフスタイル等についてお話を伺います。ご講演後に、直接コミュニケーションを頂ける場も設ける予定です。企業への就職を検討されている皆様、将来の起業を目標とされている皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

「民間企業での研究という仕事」
      中川 麗美(住友林業株式会社)

「主婦力も活かせる、研究職からの低リスクベンチャー起業」
     門奈 理佐(株式会社リーゾ)