ABOUT OUR SOCIETY 学会案内

会長挨拶

小泉 望  この度、日本植物バイオテクノロジー学会長を務めさせて頂くことになりました。2年間よろしくお願いします。本学会は名称の変遷はありましたが2021年に設立40周年を迎えます。設立から30年間の詳細は学会HPで見ることができます。ここでは最近の10年ほどを振り返るとともに2年間の目標を述べます。
 まず、学会の体制についてです。編集委員会は以前よりありましたが、30周年の際の提言をもとに幹事(現理事)を委員長とする広報、産学官連携、国際化、キャリア支援・男女共同参画に関する委員会が作られました。この体制を維持しつつ、なるべく多くの会員に運営に携わって頂くため委員の入れ替えを行います。学会(当時は、日本植物細胞分子生物学会)は2016年に一般社団法人化されました。2020年には学会名改称とともにHPが刷新されました。会報もメールベースとなり、学会誌の完全オンラインジャーナル化などもあり学会の財務状況は良くなっています。こうした改革をしっかりと軌道に乗せていきます。
 学会誌Plant Biotechnologyについては、2011年にインパクトファクター(IF)がつき、2019年にPubMed登録、2020年に完全オンラインジャーナル化と大きな変革が続きました。IFにこだわる必要はありませんが、これまで以上に良い雑誌になるように、会員の皆様には積極的な論文の投稿と非会員への学会誌のご紹介を是非お願いします。
 大会のあり方ですが、30周年を機にポスターセッションが行われるようになりました。ここ数年は、キャリア支援・男女共同参画、産学官連携委員会によるシンポジウムやランチョンセミナーがほぼ全ての大会で実施されています。女性座長の割合が考慮され託児所も設置されています。実行委員長と相談しながら大会の充実を図ります。2020年のつくば大会はCOVID-19のため延期となり、来年度以降についても先行きが見えない状況です。完全オンライン化を含めた大会のあり方についても早々に議論を始めます。
 国際化に関しては2016年より、それまでほぼ毎年行っていた日韓シンポジウムに代わって日韓中の三ヵ国シンポジウムが始まりました。2020年はCOVID-19の影響で延期となりましたが、今後については立ち止まって考えることも必要です。また、主に留学生の発表の機会のために2017年から大会時に英語セッションが設けられました。英語での発表に挑戦する日本人学生の増加にも期待し、英語セッションを継続します。
 学会の大切な役割は学会誌と大会による研究の活性化です。加えて、ゲノム編集に代表される植物バイオテクノロジーに関する社会との対話も重要です。社会の理解が進めば産業界からの参入が期待でき、関連産業の増加はキャリア支援につながります。市民公開講座をほぼ毎年開催していますが、他にも出来ることはあると思います。
 学会名改称、HPの刷新により学会の看板は新しくなりました。次は中身です。会員は減少し、高齢化が進んでいます。学会の将来を考えると、中堅、若手のより多くの学会員に運営に関与してもらうことが大切です。また、この機会を新しい会員の入会につなげることが必須です。非学会員をシンポジウムに招いて本学会の魅力を知ってもらうことなどは方策の一つでしょう。設立40周年記念市民公開講座を学会のアピールの一環として実施します。40周年記念冊子も作成し学会の宣伝に使います。入会者の増加については理事会を中心に議論していきますが、会員の皆様のご協力が欠かせません。
 理事、監事、代議員、各種委員の方々のご協力、ご指導を頂きながら学会の運営、発展に微力ながら尽力いたします。会員の皆様からもご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い致します。

2020年9月 小泉 望

前会長退任挨拶

退任にあたり会員の皆様にご挨拶申し上げます。
 2018/19年度の執行部は、本学会の使命である国内の植物バイオテクノロジーの拠点として学術研究の発展・普及・社会還元の活動を行うとともに、財政改革をはじめ、学会名を日本植物バイオテクノロジー学会に変更する等、学会組織として大きな取組みをかかげてスタートしました。そして Plant Biotechnology誌の完全オンライン配信化、学会運営の効率化などによる財政改革、学会名の変更、学会ホームページの刷新を行ない、ホームページはスマートホンにも対応できるようにしました。これらの改革は任期の2年間をかけておこないましたが、これらは会員の皆様のご理解とご支援により成し遂げることができたもので、執行部を代表して皆様に御礼申し上げます。
 また、これまで歴代の執行部の尽力が功を奏して、Plant Biotechnology誌では昨年夏から Pub-Medで掲載論文が検索できるようになり、国際的にはますます認知と評価がすすんでいくと考えられます。これらの改革により、本学会の特徴を社会に分かりやすく示して、植物バイオテクノロジー分野の最新の研究を、研究者・技術者そして社会に発信していけるようになりました。しかし本年、この新しくなった学会をこれから社会に知っていただくときに、新型コロナウイルス感染症の拡大で、学会の大会を来年に延期する決定をしなければならなかったことはまことに残念でなりません。感染症の一刻も早い収束を願うばかりです。
 最後になりましたが、任期中これらの改革で盛り沢山の仕事をこなして学会運営を支えてくれた吉田幹事長、光田会計幹事、青木編集委員長ほか経験豊かな理事の方々に御礼申し上げます。今後は小泉新会長の率いる執行部のもと、ゲノム編集等をはじめとするNPBTの大きな展開のなかで、学会発足40年を迎える本学会がますます発展していくことを祈念いたします。

2018/19年度 会長 山川 隆

学会情報

会報

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