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日本植物細胞分子生物学会報 2012年 3月号

1 新会長あいさつ

小関 良宏
会員の皆様、この度2012~2013年の本学会会長を勤めさせていただくことになりました小関良宏でございます。前会長の江面浩先生をはじめとする歴代会長および会員の皆様が築かれてまいりました30年の歴史の次の歴史の第一歩を歩みだすため、2年間精一杯勤めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年の大会・シンポジウムの折に会員の皆様には、村中先生をはじめ前執行部の先生方と山川隆先生のご尽力で完成された「日本植物細胞分子生物学会30年の歩み」が配布され、お読みいただいたことと思います。その最後に前会長の江面先生が諮問され、最近の奨励賞受賞の若手研究者の方々を中心に取りまとめられた「ロードマップ作成委員会からの提言(中間報告)」があります。これは本学会の新たな歴史を歩んでいくための道しるべとなるものです。現時点においては中間報告ですが、さらに若手の方々で現在、議論を重ねていただいております。おそらく 2012年には完成して評議員会・総会にてお認めいただけることと思います。私ども新執行部はこのロードマップに対して、どのようなマイルストーンでこれを実現化していくかが使命になることと思います。現時点では中間報告ではありますが、骨となる部分につきましてはほぼ決まったものと認識しており、実施可能な部分につきましては、最終報告をいただく前に実施していく所存です。
この学会は理学、薬学、農学、工学の方々が一堂に会し、さらに大学や公立研究所の研究者の方々のみならず企業の研究者の方々が参集し、基礎から応用に至る広い分野での情報共有をするというのが 30年前からの基本理念でした。このために各研究者の方々がホームとしている学会の大会が春秋に開催されるのに対し、その方々が各々の学会の壁を飛び越えて一堂に会して研究内容を発表し議論をする場として、春秋を避けて夏に大会を開催しております。この情報を共有し、議論し、異なった観点からのコメントを得て、会員の皆様のさらなる研究の発展を期するのが当学会の大会の最も大きな意義だと思います。従いまして、ぜひ皆様、他の学会大会で発表された内容であっても積極的に発表していただき、その他の学会大会では得られない新しい着想を得て、情報交換していただければと思います。
さらに若い方に対して、この学会の会員の方々は皆さん優しく、さらに学生さんを育てようというお考えの方が多いので、私どもの研究室では学生さんの学会大会デビューにこの大会で発表していただくようにしています。ぜひ、私どものところだけでなく、多くの研究室の若い学生さんが当学会大会でデビューをしていただければと思います。  また Plant Biotechnology 誌についても、前執行部の方々のご尽力により impact factor がつきました。さらにこの雑誌をより優れたものとしていくために、数多くの論文の投稿をお待ちしております。初めて論文を出すのだけれどもうまく書けているのかどうか心配だと思われる方もぜひ投稿してください。私も会長でありつつ編集委員を継続いたしますが、この雑誌の編集委員の先生方は親身になって、著者と一緒になって論文を polish up していきますので、ご心配なされずに投稿されてください。
まだまだここで書きましたことはロードマップのほんの一部の実行でしかありません。このロードマップに従ってマイルストーンをたてて実行していくために、別ページに示したような執行部の皆様とともに運営していきたいと思います。特に、幹事長の青木俊夫先生、編集委員長の出村拓先生、会計幹事の児玉浩明先生ならびに幹事の皆様には、本学会のために多大なるご尽力をお願いすることになるかと思いますが、なにとぞよろしくお願いいたします。さらに会員の皆様の学会・会長へのご助言、ご提言をお待ちしております。

2 2012-2013年役員、幹事ならびに評議員

【会長】小関 良宏  東京農工大学大学院 工学研究院
【幹事長】青木 俊夫  日本大学 生物資源科学部
【編集委員長】出村 拓   奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科
【会計幹事】児玉 浩明  千葉大学大学院 融合科学研究科

【幹事】
大坪 憲弘(農研機構)
岡澤 敦司(大阪大学)
小泉 望(大阪府立大学)
原 康弘(トヨタ自動車株式会社)
平井 優美(理化学研究所)
矢野 健太郎(明治大学)
吉田 薫(東京大学)
吉松 嘉代(医薬基盤研究所)

【会計監査】
山川 隆(東京大学)
綾部 真一(日本大学)

【大会委員長】
第30回大会:橋本 隆(奈良先端科学技術大学院大学)
第31回大会:山口 淳二(北海道大学)

【評議員】(50音順)
青木 考、阿部 知子、綾部 真一、穴井 豊昭、市川 裕章、射場 厚、伊福 健太郎、梅田 正明、江面 浩、大場 利治、小野 道之、加藤 晃、鎌田 博、神谷 勇治、川合 真紀、斉藤 和季、佐藤 文彦、柴田 大輔、篠崎 一雄、清水 力、白武 勝裕、鈴木 秀幸、關 光、高岩 文雄、高木 優、田口 悟郎、田中 良和、田畑 哲之、田部井 豊、出村 拓、土岐 精一、鳥山 欽哉、内藤 哲、中山 亨、橋本 隆、濱田 博喜、半田 高、平塚 和之、福田 裕穂、藤村 達人、松井 南、松倉 千昭、松永 悦子、三位 正洋、三吉 一光、村中 俊哉、矢崎 一史、山川 隆、山口 淳二、山崎 真巳、湯淺 高志

3 編集関係のお知らせ

(1)今年度は新たに7名の先生方に編集委員に加わっていただき、総勢27名の先生方に編集委員を務めていただきます。(敬称略)
新規:青木 考、加藤 晃、佐々木 伸大、永野 幸生、星野 洋一郎、矢野 健太郎、山口 雅利
継続:青木 俊夫、穴井 豊昭、大谷 基泰、荻田 信二郎、小関 良宏、柴田 大輔、島田 浩章、関根 政実、中野 優、平塚 和之、松倉 千昭、溝口 剛、矢崎 一史、山口 淳二、山崎 真巳、 渡辺 雄一郎、Rishikesh P. Bhalerao、Anne B. Britt、Gyun-Tae Kim、Ian Smith
(2)5月からJ-Stageの電子投稿審査システム(J-Stage 3)の運用を開始します。多くの会員の皆様におなじみのトムソン・ロイター社のScholarOneタイプのシステムです。 利用方法がわからない場合には、メール(plant-biotech@gtc.naist.jp)でお問い合わせください。
(3)今年度は次のような特集号を予定しています。
29-2. “Jatropha research: a new frontier for biofuel development”(編集責任者:明石 欣也、出村 拓)
29-3. ミニ特集 “Targeted mutation breeding of flower color by taking advantage of ion-beam irradiation and genomic information”(編集責任者:小関 良宏、大坪 憲弘)
29-5. “Solanaceae and Cucurbitaceae genomics research: Current status and beyond”(編集責任者:江面 浩、青木 考、有泉 亨)

4 学会業務の一部委託の契約

株式会社国際文献印刷社への学会業務の一部委託に関して2012年度1年間の契約を交わしました。

5 学会誌出版にかかる入札について

Plant Biotechnology 29巻 3~32巻 2号の出版(組版・印刷・製本)について一般競争入札を行いました。その結果株式会社国際文献印刷社が落札し、学会との間で契約を交わしました。

6 会費納入のお願い

会費は、一般会員6,000円、学生会員4,500円、特別賛助会員一口50,000円、賛助会員一口15,000円で前納制となっております。本年度会費を未納の方は、至急振込をお願いいたします。なお、会費を3年分滞納した方は退会とみなし、会員名簿から削除いたします。また、会費を納入されない場合は会誌の発送を中止いたしますのでご注意ください。

7 学会事務連絡先

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 4-4-19
(株)国際文献印刷社内
日本植物バイオテクノロジー学会
Tel:03-5389-6076、Fax:03-3368-2822

【学会入退会・変更・問い合わせ】
入退会に関しては、上記にお問い合わせください。その他の学会事務連絡も上記にお問い合わせください。

【会費納入先】
(一般・学生)
ゆうちょ銀行振替口座:00170-6-173224
加入者名:日本植物バイオテクノロジー学会

(賛助会員)
ゆうちょ銀行振替口座:00170-6-173224
加入者名:日本植物バイオテクノロジー学会

三菱東京UFJ銀行 江戸川橋支店
普通預金口座:1122087
口座名義:日本植物バイオテクノロジー学会

(特別賛助会員)
みずほ銀行 小金井支店(114)
普通預金口座:1257028
口座名義:日本植物バイオテクノロジー学会 会長 小関 良宏

8 国際学術集会のお知らせ

10th International Congress on Plant Molecular Biology
日時:2012年10月21-26日
場所:International Convention Center JEJU、Korea

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