ご挨拶

このたび,第31回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウムを北海道札幌市で開催させていただくことになりました。会期は,平成25年9月10日(火)から12日(木)の3日間,会場は北海道大学となります。日本植物細胞分子生物学会会員の皆様におかれましては,ふるってご参加いただけるようご案内申し上げます。

本学会では,植物組織培養,分子生物学,および細胞工学の基礎研究とその応用開発研究の発展をめざして,理学,薬学,農学,工学の各分野の方々が一同に会し,大学や公立研究所の研究者の方々のみならず企業の研究者の方々が参集され,基礎から応用に至る幅広い分野での情報を共有することを基本理念としております。そのため,各参加者がホームとしている学会の壁を飛び越えて,研究内容を発表し議論をする場と位置付けております。このように情報を共有し,議論を重ね,異なった観点からのコメントを得ることで,会員の皆様のさらなる研究の発展を期するのが当学会の大会の最も大きな意義だと考えております。従いまして,ぜひ皆様には,他の学会大会で発表された内容であっても積極的に発表していただき,他では得られない新しい着想・情報をもち帰っていただければ幸いです。

本大会では,例年通り,10日,11日の一般口頭発表,総会,各授賞式典,懇親会と12日のシンポジウム・各種講習会・集会を開催する予定です。これに加えて,今回はポスター発表を企画しております。学会の若い力,大学院生を中心として積極的に参加していただければと考えています。ポスター発表者の中から優秀ポスター発表者を選び,その授賞式を懇親会において華々しく執り行う予定です。懇親会は,北海道ならではの料理,飲み物を存分に味わっていただければと考え,市内ビール園でのジンギスカンを予定しています。

本大会では,参加費等をクレジットカードで支払う方法を導入し,円滑な学会登録手続き等を進めていきたいと考えています。また,本大会の前には,日本生薬学会年会が9月7日(土),8日(日)に北海道医療大学(北海道当別町-札幌市中心から約20km)で開催予定です。さらには,本大会に引き続き,日本植物学会大会が9月13日(金)〜15日(日)にやはり北海道大学で開催されることになっています。特に本大会のシンポジウム等が開催される12日は,植物学会大会の前日に当たり,同じ建物内において両学会による複数の講演・活動が予定されています。北海道に来られるのですから,予定に少し幅をもたせてご参加いただけましたら幸いです。

会場となります北海道大学は,JR札幌駅のすぐそばに位置しています。学会会場となる高等教育推進機構棟は,広いキャンパス内のやや奥のほうにあります。とはいえ,地下鉄で2駅ですし,少し余裕があればJR札幌駅から15〜20分程度で歩いていける距離です。9月初旬の札幌は,観光に行楽に絶好の季節。市内観光だけでなく,広大で緑豊かな大学キャンパス内をゆっくり歩いて楽しんでいただければと考えています。

一人でも多くの会員の皆様が札幌にお越しくださり,大会にご参加いただきますよう心からお待ち申し上げます。

第31回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム 準備委員長
北海道大学大学院理学研究院
山口 淳二

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